2013-07-30

山歩きを始めた頃は-①-

山をはじめた頃は今ほど軽量な道具や服は意識していませんでした。
山道具を選ぶ基準として特に何かを分かってた訳ではありませんが、自分の頭の中の想像としては自然の中に体ひとつで入る事になるので。しっかりと耐久性のあるものや、雨に濡れないものが必要なことぐらいは容易に想像できました。


そして地元の山用品店に買いに行き、店員さんに質問して、自分が納得するまで何回も通いました。
そうこうしてる内に、店員さんに色々とお話しを聞きに行くのがだんだんと楽しくなっていきました。
仲良くなると色々な情報を教えてもらい、それを買い物のヒントにと活かしていきました。


それまでは富士登山の経験があったので素人の考えで少しは自信もあったのでしょうか。
一応体裁を整え、奈良の大峰山にテント泊登山へ行ってみることになりました。
何時間か歩いている間に、初めてのテント泊なので慣れていないのは当然としても。
慣れない以上の感覚で何か疲れてきます。
肩に荷物の重さがくいこんで辛い。

「これじゃ駄目かも。」

まさに直感でした。
まだまだ動ける体力は残っていましたが、身体は正直でした。


そして当時好んでそろえていたメーカーの商品カタログを改めて見直すと、どうやら道具や服に重さが表記されてある事を知りました。

普通、一般的なアパレルメーカーのカタログなんかには特に重量なんてものは表記されていないと思いますが、どうやら違ったことのように感じられ。
それからは道具を選ぶするヒントとして“ 重量 ”を意識するように考えるようになりました。

また、単純に荷物を軽くすることだけが正解ではなく、機能性の高さや強度なども同時に重要だということも併せて知ることとなりました。
そうしてある商品が目にとまり、
その商品の頭文字にある

『 U.L. 』 という2文字。

意味はウルトラ・ライト。
他のザックよりも、その商品は500g以上軽い。
ちょっと衝撃的な事実。

それから、自分での軽量化の定義を考えつつ、山を歩き経験してきました。
あの時の感覚を大事にしながら今でも日々、軽量化を模索していいます。


②へ続く……


-Mountain Hiking-




2013-07-27

山と道のザック


ウルトラライト(※以下U.L.)系のザックも持っていますが、これはそのひとつ。
(※写真のものはメーカーHPより。)

先日歩いてきた燕岳で使用、いい感じでした。

自分の中ではU.L.装備はひとつのスタイルとして捉えていますが、実際ハイキングで実践してみても面白く、興味はつきないところです。

荷物の重さとして10kgを超えてしまう場合やハードな山行などでは未だに頑丈なザックを選択していますが、よりシンプルに歩きたい時にU.L.を選択している感じです。



-Mountain Hiking-


2013-07-25

fish

岩魚ぁぁ!!
 
おおぉぉ、念願の岩魚定食よ!!(←妙なテンション。)
 
 
今回は上高地は明神館のワンショットでした。旨かったです。
 
 
 
-Mountain Hiking-
 
 


2013-07-21

山と道の新商品

ここ1、2年動向が気になっていたガレージメーカーの『 山と道 』でしたが、春にアパレルのデリバリーの情報をつかんでから、いつ頃かなと待っていたんですが先日ようやくメーカーサイトで販売を開始した模様ですが一瞬でSold Outだったようです。
 
 
販売前に取引先のアウトドア小売店で展示会を行い、感度のいいユーザーからは、ある程度先行受注は受け付けていたはずなので、今回はやむなしですね。
 
しかし、欲しいアイテムのひとつ。今後も要チェックです。
 
 
 
 

2013-07-19

ぶっ壊れました

うーーん。
吊り量りが故障して駄目んなりました(泣)。
使用回数がまだ1回での悲劇…ネット通販で購入したものですが、定価が¥2000のが、¥600ほどで売られていたので、それに飛びついた自分も自分ですが、完全にやられたって感じです。

お店に悪気はないんでしょうし買ったコトを後悔はしていませんが、ハズレくじを引いた感じです。

吊り量りよさらば!!















2013-07-15

新型ガスストーブ

PRIMUS(以下、プリムス)より今期リリース予定の小型ガスストーブが自分の中ではかなり熱い。
この商品は春先に情報として仕入れていたので、今か今かと待ちわびていましたが、ようやく販売にこぎつけそうです。日本のガス検は厳しいですからね!

115フェムトストーブ


何と言っても重量のほうが自動点火装置つきで60g以下!!
プリムスのストーブの中では一歩進んだ軽量化になっており、他社のものと比較しても自動点火装置つきでは画期的だと言えます。
写真で見る限り風防と五徳はしっかりしてそうです。
ただ、出力は2,100kcalなので大人数は不向きなので、ガスの消費も抑えられ省エネ設計ですが、逆に言えばどこまでの燃焼効率かは使ってみないと未知数です。

従来のストーブでは軽量化に特化できないのか、アルコールストーブ需要も見直されつつありますが、これにはかなり期待度は高いです。
火力の安定性、燃料の使用量とトータルで見ていけば、アルコールは無駄使いできない点が大きいように思えるので、まだまだガスの安心感も魅了的です。

とりあえず、現物チェックしたいところです。


2013-07-13

山の用語帳 / あ~な


今までブログで使ってきた山用語“あ~な行”の解説です。
けっこう山用語って専門用語だったりするんで、少しづつですがUPしてきます。
でも、個人が調べる範囲なんで限界はあるかと思われますので悪しからず。


■アルコールコンロ【アルコール焜炉】 / 燃料にアルコール(主にメチルアルコール)を用いるコンロ。 ➔アルコールストーブ

■アライテント【メーカー名】 / 日本を代表するテントブランド。山岳会や玄人志向のザックも数多く販売中。


■いわば【岩場】 / クライミングの岩の壁(ゲレンデ)。または登山道で手を使って登り降りするような難所。代表的には穂高連峰や剱岳などが上げられる。


■おくたまさんざん奥多摩三山:山名】 / 大岳山(1267m)・御前山(1405m)・三頭山(1531m)からなる東京都の奥多摩山域にある山の総称。日本山岳耐久レースの舞台でもある。

■おにししょくひん【尾西食品】 / 山で食されるフリーズドライ食品の一大メーカー。アルファ米シリーズは日本の山の定番食品。熱湯(水でも可能)で短時間で湯戻しできる米は大変便利の一言。他では(株)サタケが販売するマジックライスも山の定番。


■カーボン素材名】 / 炭素繊維:Carbon fiber。…炭素繊維を単独の材料として利用することは少なく、合成樹脂などの母材と組み合わせた複合材料として用いることが主である。炭素繊維を用いた複合材料としては炭素繊維強化プラスチック炭素繊維強化炭素複合材料などがある。(Wikipediaより)

■かっぱ合羽】 / 雨具、レインウエアの事。ポルトガル語「capa」が語源。漢字の「雨合羽」などはこれの当て字。16世紀頃、日本に伝わり珍重されたのが始まり。

■かまくらあるぷす【鎌倉アルプス:山名】 / 神奈川県鎌倉市街地に広がる丘陵地帯。代表的なコースは天園ハイキングコースがある。ここからは武家の都である鎌倉のデルタ地形や天然の要害らしさが面白いように見て取れる。



■くさりば【鎖場】 / 登山道の険しい岩場に、安全の為に鎖が設置されている場所。

■クッカー【cooker:英】 / 調理器具。素材はアルミやチタンが代表的。 ➔コッヘル。


■コッヘル【Kocher:独】 / 組み合わせ式の鍋。大小様々な大きさの鍋を組み合わせて山で携行する。フライパン型や平形・縦型など形状も多岐にわたる。 ➔クッカー。

■コル【Col:仏】 / 登山で、峰と峰を結び一番低くなったところ、地形。鞍部ともいう。


■ザック【Sack:独】 / 登山で使う専用の背負い袋。山行用途により容量を使い分ける事が多い。
 フレームで補強された物や折りたためる物など構造も様々。➔ルックサック・リュックサック:独 ➔バックパック:英
                    

■シュラフザック【schlafsack:独】 / 主にテント内で使われる携帯用の寝具。シュラフ・寝袋とも呼ばれる。人が中に入れる袋状で、保温材は羽毛や化学繊維の綿が用いられる。➔スリーピングバッグ:英

                      
■スタッフバッグ【staff bag:英】 / 荷物を整理するための収納袋。防水コーディングされているタイプ・非防水タイプとがある。

■ストーブ【stove:英】 / 炊事をするための火器道具、バーナー、コンロのこと。
 主な燃料はガス、ガソリン、アルコールなどを使用。最近の主流はガスストーブ。

■スルーハイキング【Thru Hiking:英】 / 比較的距離の長いトレイルをワンシーズン内で通してハイキンングする事。トレイルには宿泊施設などは無いので、ハイカーは衣食住の荷物をザックに入れながら工程を進んでいく。天候など環境の変化にも対応しなければならない為、総合力も必要。代表的な所ではアメリカの数千㎞にも及ぶ長大なロングトレイルはハイカーの憧れの対象でもある。



■チタン【素材名】 / 比重は鉄とアルミの中間で軽い金属。また比重の割には強度も強く、加工する事により道具の軽量性でも非常に優れている利点を持つ。また耐食性にも非常に強い素材。


■トレイル【trail:英】 / 山道。人の踏み後。自然歩道。山の生活路など。トレイル形状は世界様々。

■トレイルランニング【trail running:英】 / 山岳地を走るランニングカテゴリー。略してトレランとも。山岳マラソン。現在、日本各地でトレランレースが開催されている。



■ナルゲンボトル【naigen bottle:英】 / アウトドア定番のウォーターボトル。耐久性に優れており、過酷な状況でも用いられる。別にナルジンなどと呼ばれる事もあり。


■にほんさんがくたいきゅうれーす【日本山岳耐久レース】 / 通称ハセツネCUP。10月に東京都奥多摩山域で開催される72kmのトレランレース。 ➔長谷川恒夫。



--Mountain Hiking--


2013-07-12

海ギア!?








!??





EVERNEW 潮干狩りセット …絶句…

あのエバニューがこんなモノを販売してるなんて、少し可笑しくなりました。
と言っても、エバニューはたぶん山登りしてないと知らないメーカーだと思いますが。
海にお遊びに行くときは是非ゲットしたいと思います(笑)。



2013-07-10

食べたい








 
 
 
 
 
 
 
 
 
お多幸さんHPより拝借
 
 
お多幸のとうめし。家族が食べてきて話すもんですから、前々から気になっている食事処でしたが、最近よけい無性に食べたくなってきました。
食べてみたいものがありすぎて困ります。
 
 
 


2013-07-07

Book / 山と山小屋

山をテーマにした本も紹介します。


山と山小屋
まず写真からすごく温かな雰囲気が伝わってきて、さらに各地の山小屋に泊まった感想をテンポよく飾りっ気のない文面で綴っていく内容も相まって、読んでいて心地よい本でした。
まだ行ったことのない場所でも、この本を通してなら、まるでその山小屋にでもいるのかと思えるくらいの描写も素晴らしく読み手を飽きさせないものでした。
実際、読み終えた後に八ヶ岳テント泊の予定を急遽変更し、山小屋に泊まったりと、今まではもっぱらテント派でしたが小屋泊の魅力も再認識させられました。やっぱり山小屋って良いですね。
けっこう自分は単純なだけかもしれませんが、是非読んでみてほしい本でもあります。

まわりの知り合いを山に誘ってみたい時のキッカケにも使えそうな一冊です。

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『 山と山小屋 週末に行きたい17軒 』 平凡社
小林百合子 = 文
野川かさね = 写真


Bookのページにて山をテーマにした本を紹介しています。





2013-07-06

文化に触れる

友人が奈良の山辺の道をハイキングした時に買ってきてくれたお土産です。


食(文化)を通じて、奈良の空気を感じる…こうして文化に触れることもハイキングの楽しみのひとつではないでしょうか。
今回のお土産を通じて、奈良のきれいな田園風景を想像したり…
素晴らしいことだと思います。


おいしゅう御座いまいた。
友人に感謝です。


2013-07-04

snowpeak ソロセット“極”チタン

山道具の紹介をしていきます。今回はクッカー。
クッカーは又の呼び名をコッヘルと言います。山で使う調理用のお鍋です。


1:全体図。かなり軽量でU.L.ハイカー御用達な道具。


2:蓋の収まりも気持ちよく、非常に精巧につくられています。


3:容量は目一杯で800cc入りますが、実際は沸騰するとこぼれるので、程度としてインスタントラーメン1食分を作るのに適した大きさだと思います。


4:使い込んできました。


5:取っ手は熱が伝わるので、布のテープを貼り付け素手でさわれるように細工しています。


6:小型のガスバーナーなら、110gガス缶と一緒にクッカーの中に収納が可能。



サイズとしては商品ネーミングの通り単独仕様がうってつけで、簡単な調理でしたら全然OK。
素材はチタンで、重量は実測値105g(※)でした。 ※ポットの重量
実は300mlくらいの小鍋もセットなんですが友人に譲ってしまい手元にはありません。
汁物を飲むときにけっこう不便で少し後悔していますが、ポット自体は相当に使い勝手がよく山行のヘビロテギアです。今更ながらEVERNEWの同型タイプなどにも心動かされる時はありますが、かれこれ8年ほど使い続けていますが、ヘコミもなく薄型鍋ですがチタンの素材としての強度には改めて信頼感があります。
腐食性にも強く、食事後の手入れも楽々、金属にありがちな錆ともほぼ無縁状態です。
疲労度が重なった時の片付けがけっこう面倒な場面でも制約がある山の中では実に有効です。
アルミと比較して熱伝導率の問題もありますが、単独の場合において湯沸かしの量が限られていますので、自分としてはそこまで気にはなっていません。

それよりも同社のアルミバージョンでもある“焚”は250g、こちらは155gなので100g近い差は道具としての軽量性が何より大きく、完全なチタンユーザーになってしまいました。
しかし、値段の事に限れば今でもアルミユーザーに逆戻りしたい気分です(涙)。

道具としての完成度は高く、使い勝手は相当に良くされています。
これを持っていれば単独の場合、ほぼ間に合うと思います。薄型チタンクッカーは軽量化の為に肉抜きを施しているので案外形状は不安定な物が多いんですが、こちらは強度も高く、よっぽど強い力でもかけない限り凹凸も出来そうにありません。

夏山では“極”ポットと、シェラカップがあれば食事の用意は間に合うのですが、冬山をやるようになってからは食事中に同時に水を作りたい欲求(※)にかられてしまい、これと組み合わすもう一回り大きいクッカーも欲しくなっています。 ※冬山では雪から必要な分の水分を水に湯戻しする作業があります。
そんな時はしつこい様ですがEVERNEWが脳裏をちらつきます。

snowpeak製品の場合、このポットと組み合わせるならトレック900が候補として妥当な選択肢だと考えますが、スタッキングする時にクッカーが気持ち大きく感じでしまうので、もう少し容量やサイズを落とし込んでもらえると嬉しい限りですが、なかなか商品化されないのか、自分的には今のラインナップだともう一歩な印象です。
あくまで主観なのですが、自分的には極との相性だけを考えたときに隙間がどうしても気になってしまうんです。
 

「 うわぉぉーギリギリぴったりぃぃぃ!♡♡! 」

的な感動的なスタッキングを追い求めてしまうので、イメージとしては同社の雪峰シリーズがそれのイメージに限りなく近いんですが。そこまでマニアックに求めてしまうのは無粋なんでしょう……

なかなか悩ましいかな自分で勝手に悩ましくしている愚痴でした。

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【ソロセット“極”チタン】
重量 / 155g(ポット+カップ)
素材 / チタン
収納サイズ / φ105×130㎜
メーカーサイト / http://www.snowpeak.co.jp/

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GearのページでMY道具情報も更新中。