2013-08-09

山と道 山と道サコッシュ

山道具の紹介。
日本のガレージメーカーである山と道山と道サコッシュです。

 
White × Navy
 
Green × Black
------------------------------

サコッシュとはもともと郵便配達員が携行している道具で、自転車レースなどにも使われるものです。

これらはここ数年でも一部のショップやメーカーが販売する事となり、自分も着目して使い始めています。発端は三鷹のHiker`s Depotが火付け役でしょうか。
とうとうガレージ的な様相から、大手ブランドも商品化するのも目立ち始めたサコッシュなのです。


かなり使い勝手に優れ機能的に作られています。
大きく開けられたフロント部分と、マジックテープで開閉できるメイン部分の2層式です。

長さはコードを調節し、好みの位置にセットが可能です。
滑りと、ロックしてくれる加減がちょうど良く、使用中にずれるような事は今までなかったです。
案外力のかかり具合で、コードが滑り出す事もあり使い物にならないですから、使っていて安心感があります。

シンプルなようで非常に重要な部分がここで、気に入っている部分でもあります。
ハイキング中に足上げ幅が大きい時はサコッシュを身体に密着させ揺れを防ぐことが可能ですし、逆に身体から離して荷物を取り出しやすくする場面にもストレスなく役立ちます。



撥水性の素材ですが、当然防水性はありません。水抜け穴もあり、どんな豪雨でも水が内部に溜まる可能性を減らしてくれています。
絶対に濡らしたくない物は個別にジップロックなどに入れるようにしています。


よくサコッシュに入れる事のある内容。
カメラの撮影、行程のメモ、行動食の取り出しも瞬時に可能ですし相当に使い勝手がいいです。
肩のベルト部分も裏側がメッシュ生地なので、汗抜けも考慮されています。


本体ループの根元部分はアクセサリーカラビナ等を引っかけれます。

販売元の山と道からはシーズン性のカラーバリエーションが販売させるので、同じカラーが継続されるわけではないのもコレクション感をくずぐる部分なのかと。

素材はヨットのスピンネーカー(フリーのセーリング時に使う袋状のセール。)部分に採用されているナイロンを使用し、耐久性を上げています。
ただ、生地の厚みは薄いので、もちろんヨットのような強度までは無理ですが、軽量化を進めていく点では安心して使用に耐えてくれる素材だと思います。

これを使う前はザックに直接取り付けるフロントバックを使ってきたので、ザックの背負い下ろしが楽になりましたし、読図をする際や行動時のストレスも極力無くなりそうです。
いい道具に出会えました。
-----------------------------------------

【山と道サコッシュ】
重量 / 実測値37g
素材 / Fibermax 64(Spinnakers)ナイロン
収納サイズ / 横27cm x 縦18cm x マチ9cm
メーカーサイト / http://yamatomichi.blogspot.jp/