2013-08-01

山歩きを始めた頃は-②-

山歩きを始めた頃は-①-より続き……


『 U.L. 』という言葉は知りました。 (※ウルトラ・ライトの意。)

いざ行動になるんですが、なんせ資料なんてもんはありません(汗)、
何を行えばいいか。何から始めればいいか。そのレクチャー本が欲しい訳でした。
しかし、当時は今より山雑誌はもっと少なかったですし、情報はまだまだ足りなかったのです。

今では行きつけになりつつあるU.L.のアウトドアショップも、当時地方に住んでいた身としては全然、接点すらない状況でした。(と言うかお店自体なかったんではないのか?)

時に情報源もなく、こうなったら自分でU.L.を定義付けしなくてはなりません!!
まず……

U.L.化の第一歩“装備の軽量化”
まずはここである。 単純な発想ですが、こうしかありません。

と、口火を切ったものも、軽くするにも道具が伴っていません(汗+泣)。
でも時間は刻一刻と進みます。計画している山行は何が何でも行きたいですから。


そんな最中で実行した4泊5日の縦走山行で装備が約17キロ以上ありました。
全然身軽な装備じゃないですね…。

この17キロの内訳は、来ている服装とトレッキングポール等のザックに収納しない物を除いた、食料・水を含んだザックに収納させた荷物の全重量でした。
水が1リットルで約930グラム、行程上はじめ2日間は水場がないので飲料用と調理の水で4リットル。
水だけでおよそ4キロ近く背負った。
この水だけでもたまらなく重いのです(´□`。) 
                         


そこで、以下の様なルールを設けて実行してみました。
自分的な軽量化の基準《テント泊の場合》
①大型ザックはあくまで体に合った、なおかつ2キロ前後が最低リミット重量。
②ウェイトは水・食料・行動食も含む、歩き始めのザックに収納した装備品全ての重量で計算。
③ザックの他に背負うサブポーチに入れる物は除外。地図・当日の行動食など。
④安全性と軽量化のバランスを重視。ルートによりハーネス・スリングなども必要なら持参する。
⑤無駄な道具、役割が重複しそうな荷物はなるべく持たない。

 ざっとこんな具合。

あとなぜ軽量化に拘るのかは、自分の体格が体重50kg前後で身長は172cmセンチ。
やせ形体型なので、重たい荷物は身体的な負担も意味するのです。

事実、初めての冬山縦走の時は22kg以上の荷物。
寒さと怖さのあまり、びびりまくってダウンジャケット2枚。さらに化繊の防寒着やウインドブレーカやらわんさかさとザックに詰め込みました。

歩いていて何度も挫折しかけたが、悪天候のために途中撤退し山中一泊だけだったのでなんとか生き延びた苦い経験がある。今の経験値なら普通に歩けますが、当時の自分の実力では洒落にならないほど失敗談です。
考えれば体重の40%近くの荷物は、そりゃ無理です!


実際に荷物を背負い歩いてこそリアルに感じる世界。

(゚◇゚ ) good! cool!

ですが、限度はあると感じますので、やはり道具を軽くする事の重要性を思う存分味わった経験でした。


-Mountain Hiking-