天候:曇り時々晴れ。後雨
アクセス:車/松本ICより登山口無料駐車場前夜泊。
Course MAP
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燕岳登山前編の続き…
今回は北アルプス三大急登である合戦尾根をピストンで歩きました。燕岳登山レポ後編です。
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合戦尾根を登った感想は、確かにアルプス三大急登と冠するように、直登に近くどんどん高度は上がっていく勾配感覚はありましたが、そこまで辛い登りと言うよりかは、何となくいつもの山歩きで感じる感覚とそれ程差は感じなかった。
これぐらいの登りは過去に何回も経験してきたので、正直な感想はちょっと拍子抜けした感じもあった。
初日は大雨予報でしたが、たいして降らず本当に幸運のような。信じられないような話。
さっそく幕営地で本日の寝床の設営。
今回僕らは共同装備にてBlackDiamond社製のメガライト。これはフロアレスシェルターだけど3人いるし快適性を重視したいので、オプションのフロアも持ち込んだ。見た目にも三角形が特徴的。
真ん中にトレッキングポールを立てシェルターを持ち上げる設営方法でじつに楽ちん。
さぁ、シャルターの設営も終わったし、目指すは燕岳のピークへ!
ベースとなる場所があれば荷物をデポ(置いて)し行動できるので最高に身軽な出で立ちです。
燕岳のピーク。
テン場からは往復で1時間の至近距離。
山頂付近は奇岩の宝庫というべきかは分からないけども、独特の景観を醸し出していた。
岩のオブジェというのが表現的に当てはまっているのか迷うとこですが、山頂まではいい感じのトレイルになっていて、見所も多く歩く間を飽きさせない。
学校登山の列。レインウエアを着込みカラフル。
絵になる~。
コマクサが本当に見事に咲き誇っていた。
山頂一帯は自生地なのか、この日はかなりの数のコマクサを確認。綺麗だった。
燕岳の山頂までもう少し。
ほんと綺麗すぎてシャッターを押しまくりました。
山頂です。 2763m。
実にダイナミックな景観の連続。
アルプスに来たんだと改めて思いました。この感覚は何度味わっても心地よいもんです。
山頂からさらに奥には北燕岳のピークが。
山頂にある三角点。何等かは失念してしまいました。
再び絵になる絵。パートⅡ。
若いっていいなぁ~。本当に元気。
赤い屋根と風景に溶け込む美しい山小屋でもある燕山荘。
槍ヶ岳がチラリズム。
戻ってきた頃にはテン場が大賑わい。
山岳部?な団体だった。でも、ここまで幕体の数はひとつの部活ならかなりの大所帯。
各学校の合同隊なのかは分かりませんが、自分も学生時分から入部しとけばよかったと少し羨望の眼差しを浮かべた。
何回シャッターに納めてもいい、かっこの良い山。
ブログでは想いの丈をお伝えできませんが、ものすごくテンション上がりまくりです。
さぁ、この風景を愛でながらの…ご飯ーーー!!
SHK君はsnow peakのランダーというクッカーを持ってきてました。
何でも現在復刻販売されている同社のランダーの、当時のモノらしく。今のとは大きさの企画が異なるようでした。
しかも、ドライフードのSG君と自分とは大違いの生米を持ち込んできた。
しかし、SHK君の生米の吸引力に打ち勝つのには本当に苦労しました(笑)。炊くときに発せられる香しい米のにおいが全然アルファ米と違う!! 例えるならこっちが刀ならあっちは機関銃ですよ。
軽量化作戦のため、自分はクッカーの蓋を食器代わりにするという暴挙に出ました(爆)。
マグカップは5g。最高に激軽な組み合わせです。
この看板…味がある!
さてさて、夕飯で盛り上がり、さらに山小屋にお邪魔します。
窓際に喫茶スペースが設けてあり自由に使えるのは良心的で嬉しい限り。
持ってきたおつまみと小屋のビールで今日の良き日に乾杯。
なんとこの日は、燕山荘のオーナー・赤沼さんの演奏のオマケつき。
夜も足早にふけり、本当に穏やかな一日でした。
翌日は朝から小雨がぱらつく生憎の天候。
昨日が予想外の天候でしたから、まぁ仕方ないです。みんなもあんまり気落ちせず。
全然景色が駄目って訳でもなかったので。
ではでは、下山。
お土産を買いに小屋へ。
学生さんの登山靴が所狭しと並んでいた。
途中、合戦小屋の手前ぐらいから雨も本降りに。
時間もそこまで長くないので、雨具はあえて着ませんでした。
いくら登山でもウェットな路面は滑りやすいので、慎重に下る。
個人的には雨の景色もけっこう好きなので気落ちはしないのですが、さすがに雨脚は強かったみたいで、けっこう濡れてしまいました。
少し反省。
でも、今回の山歩きは素晴らしい景色とも出会えたので結果的には良かったとします。
今度は是非、小屋泊をしてもいいぐらい燕山荘には心惹かれました。
小屋でもテントでも山で寝ることには変わりないんですが、それぞれのスタイルのよさが存在するので、同じ山をまた違った視点で見れるかなと思います。
合戦尾根は登り甲斐もあるコースですし、登山の対象としても燕岳は素晴らしいものがあります。
さらにこの先は表銀座縦走でもあり、大天井岳から槍ヶ岳に至る日本を代表するトレイルになっています。
少し経験値はいるかもしれませんが、機会があればこちらも歩いてみたいです。
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【 COUSE TIME 】
○1日目
中房温泉登山口⇒(45分)第一ベンチ・水場⇒(25分)第二ベンチ⇒(40分)第三ベンチ⇒(50分)富士見ベンチ
⇒(35分)合戦小屋⇒(60分)燕山荘⇒燕岳山頂へは往復60分程度
○2日目
燕山荘⇒(35分)合戦小屋⇒(25分)富士見ベンチ⇒(75分)第三ベンチ⇒(50分)中房温泉登山口
【 ADVICE 】
今回は比較的ゆっくりと登りました。合戦尾根は急な登りなので各ベンチで休憩し高度に慣らしていけば、そこまで
体力を奪われるのが少なくすみそうです。
体力を奪われるのが少なくすみそうです。
合戦小屋までが正念場、ここまで上がれば燕山荘までもう少し。天候の急変に対応できるように装備は念入りに。
【 LEVEL 】
★★★☆☆/標高差は約1300m。行動食と水分を欠かさずに。中級者レベルです。
【 Others】
中房温泉は贅沢な源泉かけ流しです。登山の疲れを癒やせます。
松本市街の観光もオススメです。
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Hike Report …ハイキングした情報をUPしています。
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