2013-09-30

リカバリー!!


トレランや山歩きで疲れた後はこれを履いて疲労を抜くようにしてます。
段階的に着圧を変化させることにより血行の促進を促す設計です。

医療的な詳しいことはよく分かりませんが、履いてて確かに疲労感は抜けやすいです。
ピタっとした履き心地なので、トレランの最中でも筋振動を抑えてくれ効果的ですし、本来のリカバリー目的以外でも使っています。

ちなみに自分のお気に入りはC3fitというサポートタイツブランドの物です。


-Mountain Hiking-
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Trail Runのページ





2013-09-22

ベースウェイトの考え方

「過剰な装備は必ずしもハイキング&キャンピングの楽しみや安全の本質ではない」
ウルトラライトの確立者レイ・ジャーディンの言葉です。
彼のスタイルは「レイ・ウェイ」と呼ばれ、今でも多くのスルーハイカーの指針になっているようです。

軽い道具ばかりを選ぶのがウルトラライト(以下U.L.)ではなく、本質的な部分では自分達の荷物の重さに着目する事の重要性を説いているものとも言い換える事ができます。
それは以前にも書かせていただきました。  ⇒ まず荷物の重量を知る

やはり各自それぞれの楽しみ方・スタイルはあるので、荷物の軽さ競争だけでは芸がないと思っています。

要はシンプルに不要な荷物は持っていかない。その結果、楽に歩ける

自分にかかる負担を減らす。今まで以上にさらに山を楽しみ、自然を楽しむ事に繋がる気がします。
軽さ競争ならパッキングが終了した時点でゴールになるので、トレッキンングやハイキング本来の楽しみ方からは離れて行ってしまい別モノですからね。
もちろん安全に帰ってこれることが一番重要ですので、無理は絶対に禁物です。

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ではでは本題。。。
装備重量の量り方は以下の3通りです。

1.ベースウェイト BASE WEIGHT
水・食料・燃料を除いた装備を入れたザックの量り方です。
歩行時の衣類や靴、ポケット(ポーチやサコッシュも含む)の中身は含みません。ストックも含まないようです。
行程中に消費される3点は重量を量るうえで変化してしまうので、この方法では重量の変化がない自分の基本的な装備を量るのに適しています。
ただし、ポケットの中に詰め込むだけ積め、ザック本体の軽さを目指すのはちょっと違う気がします。

2.パックウェイト PACK WEIGHT
日本でも採用している方が多い基本的なザックの量り方です。
行動をスタートした時の、水・食料・燃料などすべてを含んだザックの量り方です。
こちらも衣類、ポケットは含みません。ストックは含みます。
それぞれの行程や期間によって消費品の重量が変化してしまうのが比較するうえで難しい部分ではデメリットと言えるかもしれません。

3.スキンアウト SKINOUT WEIGHT
最も完璧な量り方で、自分の体重以外の衣類やポケットの装備まで入れた量り方です。
装備の全重量を把握できますが、装備を知るうえで例外的でもあり、あまり一般的な使われ方ではありません。

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レイ・ジャーディンは海外の方ですし、日本の山岳環境は海外のトレイル事情とは異なります。
でも、こういう考え方を吸収することで何かヒントになると思います。

アメリカの基本的なスルーハイカー達は1番目のベースウェイトを採用するみたいです。
そしてU.L.装備の一応の目安は、10ポンド(4.5kg)です。
そのベースウェイトの中でも定義付けがなされているようで、以下はその紹介です。

■SUB-ULTRA LIGHT …5ポンド以下(2~3kg目安)
■ULTRA LIGHT     …5ポンド以下(4~5kg目安)
■LIGHT WEIGHT    …5ポンド以下(8~9kg目安)
■TRADITIONAL         …5ポンド以下(16~20kg目安)

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自分はテント泊を始めた時はベースで12kg以上背負っていたと思いますし、今では経験もでき、ベースが4~5kgのLIGHT WEIGHTな装備になり安心して山を歩ける自信ができました。
徐々に不必要な荷物が分かって、なおかつ安全性を削らない範囲です。

幕営用品もテントかツェルトだけで快適性は異なりますし、自分も正直テント泊のほうが快適性は上だと思います。
でも、絶対にテントじゃないと安全性が確保されないとか、楽しくないとか。必ずしもそうではなく、あくまでスタイルなんだと感じています。 また、逆もしかりです。

「こうしたい!!」部分のベクトル(志向性・方向性・視点や観点)もそれぞれちがうはず。
あくまでレイ・ジャーディンが提唱したレイ・ウェイスタイルはひとつの考えにすぎないのです。

ハイキングのひとつのヒントとしての意味を持つレイ・ウェイスタイル。

どういったスタイルで自然と向き合うかは人それぞれ。
自分自身でも、これからハイキングを続けていく中での変化を楽しみながら歩み進んでいきたいと思っています。


この他にも自分なりにNoteのページでハイキングテキストを書き込んでいます。
よろしければご覧になってください。


2013-09-21

NEWトレランシューズをゲット

来月のハセツネで履くシューズを検討した結果、とりあえずはお店で感触の良かったモントレイルのマウンテンマゾヒストを購入。

しかし、ほとんどこれに決定しているのですが、実はまだ悩み中。


とりあえず近所を慣らし履き。
すんごく履きやすく、いい靴という事はわかりました。
クッション性も素晴らしくアスファルトでも全然疲れません。

改めて言います。すんごく履きやすく、いい靴という事はわかりました。

インソールをもう少しちがうのに交換するかも、ちょっと悩み中。


あー、ハセツネが楽しみになってきました!!


-Mountain Hiking-



2013-09-17

ハセツネのシューズ選択

先日も書きましたが、今年の日本山岳耐久レース(ハセツネCUP)が刻一刻と迫っているんですが、只今は日々のトレーニングと体調維持の毎日です。

そろそろ本番で履くシューズをどうするか選ばないといけない時期だと思うのですが、
自分の持っている物とも相談しながらようやく決まってきたところです。

Single-Track HAYASA
まずTHE NORTH FACEのSingle-Track HAYASA(シングルトラックハヤサ)を普段のトレーニング用で履いているのですが、重量は200g前半の軽量とスピード性を特化させたタイプです。
自分クラスで、ここまでスピード仕様のタイプを耐久レースで履いてしまうと身体が追いついてこなくなり完走できる自信がやはり無いのが現状……。

今回は絶対完走できる保証はないぐらい厳しいものと考えているので。
これは走っても20キロまでの、普段に楽しむレベルとしてとどめたいと思います。
でも、これを履くレベルじゃなくてもトップレーサーの感覚と地面を感じる走りやすさは、こういったスピードモデルの面白さではないでしょうか。

Mountain Masochist Ⅱ
次にmontrailのMountain Masochist Ⅱ(マゾヒスト)。
今のところ第一候補がこれ。けっこうお店で試履きしました(笑)。
自分に対してフィット感が抜群に良い点と、着地時のクッション性が優れているトレランシューズです。特にフィット感での甲部分を使いシューズ全体で包み込む感覚が心地よく、走っていて靴擦れの心配を防いでくれそうな感覚が期待できそうです。

唯一の不安点を上げるなら、土踏まずの部分でのソールの凹凸面が少なく、フラットになっている所が荷重をかけた時にどう出るかですかね。
ただ、日本のトレランシーンでは鉄板シュースなので、その信頼性は大きい部分です。

Ultra Raptor
最後がこれ。LA SPORTIVAのUltraRaptor(ウルトララプター)です。
これは上記2足と比較しても耐久レース向けの仕様になっており、実際に足を通すと相当な安定感とゆうか、プロテクション性が半端ない感じです。
さすが世界のトップランナーに好まれるスポルティバの商品力に納得の一足でした。

デザインも自分のツボですし、ハセツネを無事完走できたら購入したいほどです。



始めに紹介したシングルトラックはハセツネでは現実的な選択ではないのと、他に持っているシューズが限界まできてるので。
本番までに新調しようと思います。



-Mountain Hiking-



2013-09-13

ハセツネ試走-1- /奥多摩【武蔵五日市から笹平】

日程:1DAY/単独/2013年9月
天候:曇り時々晴れ。 一時雨。
アクセス:JR武蔵五日市駅下車。帰りは笹平バス停(西東京バス)より武蔵五日市駅にもどる。
Course MAP

より大きな地図で 日本山岳耐久レース区間コース-①- を表示

日本山岳耐久レース。通称ハセツネ(CUP)。10月に行われる日本トレランシーンを代表するレースに参加する機会を得たので、今年はついに念願のハセツネデビューです。
本番までのわずかな期間ですが、後悔にないようにしたいので、コース試走&トレーニングです。

【行程】
武蔵五日市駅~今熊山~市道山~笹平バス停
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とりあえず大会まで、準備期間がなくなってきました!(´Д`;)
この状況をなんとか打開したい一心で、今回走ることにしたのでした。

とりあえずスタートは今熊登山口バス停より。
武蔵五日市駅からは以前走りに来ていたので今回は端折りました。

道ばたに蛇がいた。でもカメラを近づけても全然反応しなかったので死んでいたかもしれません。

今熊神社の前社里宮からトレイルへと入っていきます。

看板発見。戸倉三山!?
なんか面白そうでしたが、今回はトレランなのでお預け。またハイキングで来よう。


スタートしてすぐに今熊山山頂に。
山頂部はけっこう広々としており、今熊神社奥宮や休憩に最適なベンチも設置してありました。
今熊山ピークより下ってくると分岐看板が。
おそらくレースではこの山頂は踏まないはずなので、今回はせっかく来たので立ち寄りました。

途中、刈寄山への直進ルートとまき道ルートの分岐点がありました。
ハネツネではここも山頂は踏まないピークなはずですが、地図で確認すると巻き道を使っても刈寄山までは少し先のようだったので、本番はどういったコース取りかは読めないので。せっかくなので直進ルートへ進みました。


標高差だと大してないんですが、実際走ってみると細かいアップダウンの連続。
道幅も狭いし毎回渋滞ポイントになっているのが理解できます。でも、ここで渋滞を避けようとオーバーペースに走ってしまうと落とし穴にもなりかねない。
走ってきてわずか数キロの距離ですが、ここは注意が必要です。

けっこう急斜面も出くわしました。マイペース、マイペースで。

入山峠
入山峠のゲート。ここは予備関門で7キロ地点。自分のゆっくりペースでも普通に走れば2時間くらいで到着するポイントですが、大会当日の制限時刻が3時間でタイムアップ。
ここまででも注意はめちゃくちゃ必要だと実感じました!

実は写真の白いバンの停車していた手前より市道山で続く階段になっていて、そちらへ進まないといけなかったのに見落としてしまい。けっこうな距離を林道を下ってしまいまして痛恨のミス。
レースでは絶対にないようにしたいアクシデント。
結局50分のタイムロス。 

市道山へ進む階段
戻ってみると何てこと無い所でしたが、失敗してしまうものです。
今回は本当に情けないミスを犯してしまったようです……(_ _。)

入山峠を上から見るとこんな感じ。


市道山へは“峰見通り”と呼ばれる樹林帯の走りやすいトレイル。

鉄塔をくぐりました。


当然、トレイルは樹林の中なので細かい木の根が連続する。
けっこう足元を取られそうな箇所もあったので怪我をしないように気を使った。
10km地点の看板
はやくもハセツネ気分にしてくれる。こうした何気ない常備設置されている道標を見ることでハセツネの大会の大きさや奥多摩に根付いているのが伝わってくるようでした。

市道山へはけっこう急な道が続いている。
やはり第一関門から先の三頭山までが核心になっているのが走ってみると理解できます。
はやくも当日が不安になってきました(汗)!!


市道山への分岐看板
レース当日も立ち寄らないピークですが、今回の試走では山頂を経由し笹平バス停へ下ります。

市道山山頂
 山頂は樹林に囲まれた静かな雰囲気の山でした。里山って感じです。

笹平への分岐。ヨメトリ坂の尾根を下っていきます。

走るには気持ちの良い道が続く。
途中ちょっとザレている部分があり、少し足を滑らせました。

笹平バス停への分岐でちょっと見落としそうな看板。


トレイルを下ると林道に合流するんですが、その手前で気持ちよさそうな沢があったので、アイシング。

今回の試走コースは林道を少し走ればゴール。
あんまりにもアイシングが気持ち良かったので熱中してしまい、1本バスに乗り遅れるというオマケつきでした。
笹平バス停。バスは1時間に1本のペースで運行。
西東京バスの路線内で、試走コースもほとんど武蔵五日市駅が起点になるので、行かれる際は事前に調べておくのをオススメします。

けっこう使い込んだノースのシューズ。ずいぶんダメージが。
そろそろ引退ですね。

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【 COUSE TIME 】
武蔵五日市駅⇒(30分)今熊神社バス停⇒(45分)今熊山⇒(30分)入山峠※ここでタイムロス50分⇒(85分)市道山⇒(45分)笹平バス停
■走行時間(休憩含む)/3時間55分
■歩行時間(山と高原地図)/6時間10分


2013-09-10

徳本峠より霞沢岳登頂-前編- /北アルプス【島々~徳本小屋】

日程:2DAY/単独/2013年7月
天候:初日/晴れ。 2日目/曇り後雨。
アクセス:高速バス(さわやか信州号)/新島々バスターミナルより入山
Course MAP

より大きな地図で 霞沢岳-徳本峠越え- を表示


北アルプスにあって静寂な雰囲気が残る霞沢岳。
今回は先人達が歩いた島々より歩きました。前編レポです。


【行程】
1日目:新島々バスターミナル~~徳本峠小屋
2日目:徳本峠小屋~霞沢岳山頂~上高地

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1日目

山行前日に新宿発のさわやか信州号で発ちました。
このバスがなければ仕事終わり直行できないので本当に助かります。
朝4時頃には新島々バスターミナルには到着しましたが、念のためパッキングをし直し、朝飯をのんびり食いながら2時間ほどバス停で過ごした後で出発。

島々駅の旧駅舎が保存されていた。
ノスタルジックな雰囲気がいいですね。バスもなかった時代の登山者達は遠路遙々、汽車に乗ってこの地を訪れていたのを想像したりすると、目の前に当時の様子がシンクロするようでした。

本日歩いて行く沢の流れの先に峰々が続いていく。


新島々バスターミナルからしばらく歩いたところで、徳本峠入り口をさす看板があります。

 ゲートが設置されてあり、先に進むにはゲートを開けて行く。動物よけなので施錠を忘れずに。

 行程ルート看板。
舗装された道も終わり、いよいよ。 山の静寂が朝に心地よい。

熊出没注意。
人気は少ないルートで、沢伝いに歩いていくので普通に熊がいそうな雰囲気。 今回は本当に遭遇するんじゃないかってぐらい。しかも熊鈴を持って来ず。

素晴らしい自然はいつまでも残ってほしいです。
自分としては今回の美しいルートをただ歩かせていただいているので、こういった方々の尽力には感謝の念でいっぱいです。 ただただ「ありがとうございます」の一言。

序盤の沢伝いの林道を歩き終えると、いよいよ森深い雰囲気へと突入していきます。
この森に分け入っていく感覚がとても刺激的でした。
昭和30年頃まで使われていた炭焼釜。
山村の収入源でもあったようで、当時の生活路としても支えていた様子がうかがえます。

沢を横切るために数回ほど橋を渡ります。

橋が架かっていない場面もあり、徒渉する。
沢沿いの道は大雨の後の増水では水かさが上がるので状況によっては注意が必要になりそうです。この時は特に登山靴で進んでも問題なし。

水辺で涼しく歩ける。
岩魚留小屋です。
かなり老朽化が激しく、おそらく予約営業もしてないんじゃないかと。
仮に営業してるなら、かなりノスタルジックな山小屋生活が楽しめそうです。

名前の由来は沢があまりに激流で、岩魚も足止めをくらい留まるのだそう。

休憩するにはちょうど良い場所だったので、ザックを下ろしてしばらく居座りました。
しかし、沢の真っ只中なので虫が多すぎる。

道中、単独のおじさんに会ったぐらいで、終始静かな山歩きを楽しめるのがいい。
人気の北アルプスにあって、ここまで人が入らないルートも貴重ですし、またそれがいい。

記念撮影。

このお方が撮影してくれた単独のあじさん。
話を伺うと何回も歩きに訪れるみたいで、よく来たねって言われました。

沢沿いを歩き終えると、道は徳本峠のある尾根に出るために急登に変化します。
樹林帯の中をひたすらジグザグに道がつけられてあり、荷物が軽くても体力勝負なコースでした。
コースを写真に納めたけど今一歩臨場感が伝わらないのです。

水場『 ちから水 』。 何とも勇気をもらえるネーミング。
さすがに気温も高かったので、いつも以上に水分摂取したので水場ははいへん助かる。
めちゃうまでした。

山旅のテーマはウルトラライト山行なので幕営方法はツエルト泊。
ちょっと地面は固めだったけどペグが効かない訳じゃないけど、所々は石で補強しながら設営。

今回は準備段階で時間がつくれず前日にパッキングしたので、ほとんど睡眠しなかった。
バスである程度寝れたけど、車内の姿勢なので全然寝た気になれなかったので、小屋に到着が14時過ぎでしたが寝床を設営するなり爆睡でした(笑)。
身体もなんとなく重たかったですし、明日の英気を養うとします。



霞沢岳への登りレポートは後編に続きます




-Mountain Hiking-