2014-07-10

富士山


富士山


私たち日本人の心の山。とも讃えられます。
綺麗な三角形のどこから見ても端正な顔立ちで、見る者を魅了する素晴らしい山です。

色々な山からハイキング中にふと富士山が見えたりすると、いつも新鮮な感動を味わえます。
すごくパワーをもらえるし、何回見ても飽きないもんだなぁと。つくづくそう感じます。

その秀麗な姿からは想像できないほど春や冬の季節では、冬山経験者でしかなかなか登頂できないレベルの、それこそ厳冬期においては命の危険性も左右しかねない厳しい本格的な山になりエベレスト登山を目指す人々の雪の道場になります。
毎年7月にもなると吉田ルートを皮切りに開山シーズンとなり、ご来光を一目見ようと多くの登山者で賑わう夏山のメッカへと様変わりします。

自分自身も夏に登った富士山がキッカケで、ハイキングが大好きになり、色々な素晴らしい景色に出会うことが出来ました。まさに富士山様々です。
でも、その時は雨が激しく天候不良のため八合目までにて引き返す結果に終わったのです。
「なんて自然って厳しいんだろうか…」
そんな感想が出る少しほろ苦い夏の思い出です。


よく富士山は登山経験者から「見る山で登る山ではない。」なんて揶揄される事もあるんですけど、僕の中では「眺めるのよし。登るもよし」な大好きな山です。
今まで四回登りましたが何故だかいつも雨に泣かされていたんです。ようやく去年に歩いた御殿場コースの途中より、ささやかではあったけどようやく雲海の隙間の中から念願の御来光を見る事が叶い感動したのを、この記事を綴りながら思い返しています。

“太陽のパワーを体いっぱいに感じ取れる時間”って表現が自分の御来光の素直な感想ですけど、やっぱりいいもんです。


ここ数年の富士山に抱く自分的な感覚としてはトレランのUTMFが、やっぱり心の大部分を占めているところです。
この大会を通じて新たな富士山像を心に抱きたいと強く感じています。
歩くのも走るのも受け入れてくれる大きな存在として、やっぱり素晴らしい心の山である事は変わらなさそうです。


-Mountain Hiking-