事前予約制のイベントで、予約の段階で当日参加したいアクディビティを選ぶ方法でした。
アクティビティはタープ講習やアルコールストーブの工作体験だったり、鎌倉をのんびりハイキングしたりと色々な趣向を凝らした企画モノで参加する前からどれにしようか迷ってしまうのばかり。この他にも様々なアクティビティがあり出来れば全部参加してハイキングに活かしたい気分です!!
予約の時の気分を例えるなら、スタート前のテープカッターを待ちきれなくグイグイ前に行きたい興奮しまくりな気持ちです(笑)!!
さてさて本題のイベントレポを……
お天気は抜群の快晴。
自分が参加したアクティビティは鎌倉の裏山をハイキングする名付けて“鎌倉ぶらハイク”(笑)。
このネーミングでも伝わるゆるゆる感がたまりませんね。
ゆる~~いネーミングとは裏腹にすごいんです内容は!
講師の植物学者である佐々木和幸さんからの知識量が半端ないレクチャーが道中あり、佐々木さんの植物への愛情・偏愛がたまりません。ここまで極めると仕事になる事を実感。最終的には海底のプレート構造と地球規模の話まで広がりましたよ。
スタート地点の神社の境内では朝市がひらかれていて、参加者の皆さんも果物を購入したり各自思い思いの食料を補給。
鎌倉の植生のなりたち、歴史などもレクチャー。人が入ると植物にどういった変化が生まれるかなど、鎌倉市街の成り立ちと合わせて分かりやすく解説。
ぶらぶらぶら。ゆ~るりゆ~るり。気持ちの良いハイキングコースを歩く。
鎌倉の山らしくなってきました。
紅葉に染まった森も美しかったです。木々が紅葉に色づく変化をするのは、それまでの秋の陽気から突発的にぐっと冷え込んだ冬の寒気の影響で植物が反応する頃が狙い目みたいです。でも、あまり冷えずに温かい秋が長く続くようだと植物が反応しないみたいです。
今年はまさにそんな感じの天候で、タイミングよく出会えました。
ちなみにアクティビティ企画は、TRAILS×山と道共同企画でした。
ハイキングしてテンションも上がり、いよいよ会場入り。
場所は北鎌倉たからの庭。早速センスのいい看板がありました。
まずはお腹に何かを入れねば。。。
ウマミ組という日本酒とソウルフードをコンセプトに活動するフードユニットの販売するナイスな飯を食らいます。酒も飲みたかったのですが、前日あまりのテンションの上がりようで徹夜してしまい、元々あまり強くはないので泥酔を避けるために(=_=)やめました。折角のウマミ組さんのコンセプトにどっぷりと浸りたかったのですがイベントも長いので今回は断念。
山と道の夏目さんがマイパッキング方法を披露してくれました。
こうして他のハイカーの工夫を見れるのは改めて次へのハイキングへの意欲と広がりを見せてくれます。
Hiker's Depotの土屋さんも登場。
細田BBさんのタープ講習も勉強になりました。
幕営はツエルト泊に切り替えてから次はタープでも…なんて思っていましたが実際は不安視していた部分があって、BBさんの分かりやすい内容で一気に世界が広がった感覚でした。
自然との距離感は山小屋、テント、ツエルト、タープとそれぞれだけど、全て魅力的だと思ってます。自分では絶対こうじゃなきゃ!よりも気分によって変化していけるハイカーが理想的です。
しかし、参加者のおじさんから「MYOG(MYOG=Make Your Own Gear)だよね。」なんてフレーズが飛び出る辺り、このイベントのらしさも感じました。
MoonlightGearのブースではカルデコラーン。アルコール以外でウッドストーブとして汎用性も高いSidewinderを紹介。
“Hiker's Delight”H.B.M座談会。
ハイキングブロガーの5人が集まり、それぞれのクッカーの工夫やハイキングの事など話し合い。それを見る観客達(笑)と、独特のゆる~い雰囲気に包まれた。
他のハイカーのクッカー・火器類(調理道具)の組み合わせも聞けて参考になりました。
皆さんUL志向だけにアルコール派が多いです。
そしてイベントも終盤。各ハイカー達のプレゼンテーションが始まります。
山と道夏目ご夫婦はニュージーランドのハイキングをプレゼン。
話を聞いていて羨ましいというか憧れと言うのか、素晴らしいトレイルがこうして紹介される機会が設けられた事に改めて感動していました。
続いてはTRAILSの銀山トレイル。
こちらは日本で。豊臣氏の時代に大阪から石見銀山への銀の輸送経路だった道を辿り、現代にトレイル再興させを最開拓するといった内容。こうやって日本にもロングトレイル文化が育っていってくれれば最高ですね。
続いても日本のトレイル。
夏目さんとも一緒に歩く豊嶋さんがソロで歩いた北アルプスのスルーハイクの記録でした。ここも時間さえあれば自分も歩いてみたいコースです。僕も大好きな場所なので歩かれた事が羨ましい。
土屋さんはパックラフトという小型ボートでの様子をプレゼン。
ハイキング道具プラス小型船まで自分たち運んで歩くんですから、普通は想像するだけでは意味不明で分からないと思います(笑)。
でも、これが現実存在する事実。僕も土屋さんのお店行ってパックラフト見ましたが答えを知りたい人はHiker's Depotへいざ参られたし!
こういて最高なハイカー達の一日は終わりを告げたのでした。
イベントやるのって絶対大変なので、山と道さん始め色々な方々の努力は計り知れない事と思いました。
ただただ参加させてもらえて幸せでした。
ありがとうございます!!
来年もぜひ行きたいなぁ~。
-Mountain Hiking-