THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス、以下TNF)のマーチンウイング10。
マーチンウイングシリーズはTNFがトレランに注力するようになってから長らく販売継続している定番モデル。数年幅でモデルチェンジを繰り返しています。
同社のサポート選手でもある鏑木さんが背負っている事でも知られ、僕としてもいち鏑木ファンとして購入したのでした。
容量は10リットルですが、そこまで大きくなく個人的には小さく感じます。
他に6リットルモデルもありますが、ハイドレーションを入れると容量が埋まってしまうので、レース以外の普段使いなら行動食も安心して入る10リットルがお薦めです。
最大で16リットルモデルもありますが、こちらは秋冬での防寒着が入れやすい点と、日本でも近年開催され始めた100マイルレースでも難なく対応するサイズだと思います。
特徴的な機能としては別売りで取り付けられるアタッチメントツールがあり、これはボトルケースだったりギアポーチだったりと、さらなる容量拡張を可能にしています。
使った感想としてはフィット感も高く(※このモデルの前作も使っていましたが、フィット感は向上してます。)、素早い動きに対しても十分に身体との一体感を味わえます。
ポケットもストレッチメッシュ素材になっているので、例えばグローブを入れたりと何かと便利です。
ただ、購入した時はそこまで気にならなかったのが、やっぱり使いこんで来ると見えてくる部分もあって(個人によっても感じ方は様々だと思いますが…)。
自分の場合は体型がかなりの痩せ形なので、ウエストベルトが長くホールド感が少しだけ弱く感じました。ウエストがストレッチ素材なので、おそらく体格が合う人は包まれた感覚になりフィット感もかなり高いはずですが、個人的にはもう少し短いほうが嬉しいです。
背面サイズは2種類あり(SとL。)、使っているのはLです。
ウエスト的にはSサイズですが、身長が172cmなので。そうすると背面長が合わなくなり、ショルダーベルトも極端に短くなります。
使うならやはり間違いなくLサイズです。自分の体型を恨みます(笑)。
他では、ショルダーベルトの幅がもう少し広いほうが個人的には嬉しい点です。
他社に比較しても幅狭い印象なので、そうすれば肩のフィット感もさらに向上するはずです。
別モデルとして鏑木選手のレース使用モデルでもあるマーチンウイングプロがあり、そちらはベルトの肩幅は広めに作られているので、イメージとしてはそちらが理想です。
ハイドレーションはSORCEを使用。背面よりハイドレの残量が確認できるのは便利な機能。
買った時より随分トレラン力も上がった現状では(ハセツネも完走出来ましたし。)、マーチンウイングプロにする選択肢もありな気がしてきてます。
わりと好みも変化しやすい(色々試したいのもあり)ので、今はベストタイプも愛用したり。
個人的にもTNFのトレランパックは軽量で使い勝手もよく愛着もある。よりよい製品がリリースされるのを期待したいところです。
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【マーチンウイング10】
メーカー / THE NORTH FACE
重量 / 430g
素材 / 70Dリップストップナイロン、210Dリップストップナイロン
容量 / 10リットル
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