天候:晴れ。下山時に雨。
アクセス:JR御殿場線、御殿場駅下車~御殿場口新5合目/静岡県・山梨県
Course MAP
より大きな地図で Mt.Fuji2013-御殿場口ルート を表示
日本人なら誰もが知ってる富士山。 Mt.Fujiとして標高の割に世界的にも有名な山。
山って標高じゃない。見た目の美しさがとっても大切な要素。
富士山はよく「登る山じゃないよ。見る山だよ。」って言われますけど、自分にとっては登るのが大好きな山です。
【行程】
御殿場口新5合目~御殿場口登山道~剣ヶ峰ピストン。
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JR御殿場線はローカルな雰囲気。 電車からバスに乗り継ぎ登山口へ。
登山口に到着。 雨男の自分でもスタートの時は雲行きは怪しくなく大丈夫そうだ。
一緒に来た相棒が晴れ男なので、今日はいい感じで負けちゃいました。
下界から一気に高度を上げたので、いきなりは歩かずに、軽食などを食べながら1時間程度の時間を高度順応に使います。
こうすることで高山病を予防。いつも富士登山の時は急がずゆっくり過ごす時間をつくります。
富士の山頂が見えます。やっぱりいつ来ても、改めてその大きさを感じさせる姿。
スタート前の記念撮影。 思ったよりも肌寒くないので先ずはアンダーシャツのみ。
ボトム部はサポートタイツに七分丈パンツ。靴下の色の選択を失敗し今いち…
鳥居をくぐっていよいよ登山スタートです。時間は18:00。
御殿場登山道は富士の頂を見ながら進んでいける視界が広がったコース。
すぐに大石茶屋。 この先かなりの距離で小屋がないです。(途中は廃業小屋が多いです。)
火山灰で足元は砂っぽく、クッションを通り越して足が埋まる感覚。
まだまだ遠く感じる山頂。
この日は星もよく見え、すごく綺麗。 野郎二人でしたが感動して気分はまるで乙女(笑)。
六合目あたりで腹が減ったので夕食です。
富士登山は夜間の時間帯を歩くのと、さらに標高も高いので、夏でもかなり冷え込みます。
行動中はウインドヤッケとフリースのレイヤリングで体温調節しながら登りました。
停滞時間(ご飯などの大休止。)ではそれでも寒いのでダウンジャケットを着ました。
写真は確か日の出館だったと思います。小屋もひっそりと静か。
なんとなく二人とも体温がなかなか上がらないので、途中に温かい飲み物もとりました。自分が飲んだのはカプチーノ。
天気もいいので放射冷却を身体にずっしんんずっしん感じます!
砂走館。
ここまで来るとかなり登ってきた感覚になる場所にある小屋。
ずいぶん太陽が上がってきた。
山頂までの最後の小屋でもある赤岩八合館に進む前に、二人で相談し御来光が見えそうなので大休止をとることに。
富士山は雲海が印象的な風景。 この山ほどそれを意識させてくれるのがないってぐらい。
言葉で表現すれば、視界の先で太陽の光と雲が交錯する、開放的でもあり色彩感の溢れた生命的な感じだけど。
ただただ美しい…
素晴らしい瞬間に出会えた。
赤岩八合館。
やっぱり太陽の力はすごい。
夜に冷えた身体を温めるには十分すぎるくらいで心地よい感覚にさせてくれる。
そんな動物的な感覚は、街でいるよりも山にいると少し際立つと言うか、より強く感じさせてくれます。
富士登山は各ルートからの最高点があり、そこまで登ればとりあえず終わった感じがするものですが、剣ヶ峰のピークが富士最高峰になります。
剣ヶ峰までは火口のある山頂部を歩いて進む必要があるので、以外に天候が安定していないと案外断念する場合も多いのです。
富士山には相棒は3回目。自分も過去に2回登りに来てますが、今回のように無風で快晴も初めてなので二人ともしたり顔。念願のお鉢巡りに。
各ルートのゴールには鳥居があります。
今回食べた行動食。
薩摩芋の甘納豆に醤油煎餅。クリフバーに干し梅と。甘み・塩味・酸味を取り入れた。
視界の先には旧富士測候所が見える剣ヶ峰のピーク。
富士山の火口はとてつもなく大きい。
お鉢巡りだけでも一周するにも1時間は必要。表現的にはある意味で日本で一番高いハイキングコースとも言えそうです。
とうとう、富士登山3回目にして、念願の剣ヶ峰に登頂&お鉢巡り。
ここが日本で一番高いって場所だけでも嬉しいのに、快晴の天気のおかげで爽快で絶好の気分。
相棒と登りに来れたのも二重の喜び。
ビールで祝杯。
高地だけにすごく酔いが回ります(笑)。
相棒のザックは、Six Moon DesignsのFeather Pack。
容量は24リットルの小型ザックですが、ユニークな構造で最大40リットルまで容量調節が行えるのが特徴的。 見た目もスッキリ感があり格好いい。
今回は相棒をULの世界へ誘っての山歩きという裏テーマも。
自分が背負ったノースフェイスのザック(軽量なほうですが。)と比較しつつ、実際に山で使ってみる試みでした。
やっぱり荷が軽いと気分もずいぶん軽やかになる。
夏期限定の山頂郵便局もあり、実際に山の便りを富士山から送れる。
2時間ほどお鉢巡りなど山頂でのんびりさせてもらったし。 ぼちぼち下山します。
さっきまでの山頂での快晴が嘘のように下山を開始しばらく後に雨が降ってきました。
下山コースには大砂走りを使います。
スパッツを持ってこなかったので、登山靴にかなりの火山灰が入り込み相当痛い思いをしました。久々の山での失敗談。
お疲れ様でした。
余談だけど、大砂走りを下っている時に、超有名トレイルランナーとすれ違う幸運にも恵まれた。
歩くだけでも疲れるのに、すごく軽快なステップで登り走る様は驚愕。それを拝見できただけで感激。
歩くだけでも疲れるのに、すごく軽快なステップで登り走る様は驚愕。それを拝見できただけで感激。
帰路は無事に終わった富士登山と、出会った素晴らしい景色を肴に祝杯。
【 COUSE TIME 】
■登り
御殿場口新五合目(200分)新六合目(60分)七合目(40分)砂走館(50分)赤岩八合館(20分)八合目(50分)御殿場口頂上・銀明水(20分)剣ヶ峰
○7時間20分※歩行時間のみ表記
■下り
御殿場口頂上・銀明水(50分)赤岩八合館(20分)砂走館(45分)宝永山との分岐点(90分)御殿場口新五合目(60分)(60分)(60分)(60分)
○3時間※歩行時間のみ表記
【 ADVICE 】
○7時間20分※歩行時間のみ表記
■下り
御殿場口頂上・銀明水(50分)赤岩八合館(20分)砂走館(45分)宝永山との分岐点(90分)御殿場口新五合目(60分)(60分)(60分)(60分)
○3時間※歩行時間のみ表記
【 ADVICE 】
富士登山の中では一番高低差があり、かつ行動時間も長くなる御殿場登山道です。
途中の営業山小屋も少なく、当日は平日だったので未確認ですが、吉田ルートのように24時間山小屋を開けてくれる可能性が少ないかもしれません。
しっかると休憩できて、行動食も摂る必要もあり、バテない自己管理が必要です。
天候が悪ければ夜間は一桁台の気温になると思われますので、そうなるとかなりの確率で体温も下がります。しっかりとした防寒対策・雨対策も他のコースと比較しても念入りに用意する事をオススメします。
初心者向けよりかは、経験者向けの富士登山コースです。
途中の営業山小屋も少なく、当日は平日だったので未確認ですが、吉田ルートのように24時間山小屋を開けてくれる可能性が少ないかもしれません。
しっかると休憩できて、行動食も摂る必要もあり、バテない自己管理が必要です。
天候が悪ければ夜間は一桁台の気温になると思われますので、そうなるとかなりの確率で体温も下がります。しっかりとした防寒対策・雨対策も他のコースと比較しても念入りに用意する事をオススメします。
初心者向けよりかは、経験者向けの富士登山コースです。
【 LEVEL 】
★★★☆☆/2日間とも行動時間が少しだけ長いです。山歩きの経験があった方が良いレベルです。
【 Others】
マイカーがあれば下山後の温泉なども山旅の行程に組み込めます。
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