2013-12-06

はじめの一歩


ウルトラライト・・・  軽量化への一歩へ・・・・

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今でこそこうして山ネタブログを書くまでになっていますが、当時の山の知識と言えば(どうして山歩きを始めればいいのか…)何も分からない状態でした。
始めたキッカケは富士登山からとよくあるパターン。
それまで小学生の時に地元の低山にしか登った経験がなかったので、正直かなり不安もありました。
一緒に行く人に詳しく聞くと富士山にはどうやらガイドさんを雇ったとの事でしたので、少し安心感は出ましたが、それでもインターネットや本屋に通い登山の情報を自分なりに分かる範囲で仕入れたのでした。。。

結局はお金も無かったので、たまたま持っていた25リットルのリュックと、とりあえず底が硬いスケボーシューズに、ホームセンターで買った合羽という装備…
今では懐かしい思い出ですが、一緒に行った人達はけっこうちゃんとした山の格好(苦笑)。
結果的に人生初の富士登山は天候不良のため八合目の山小屋までしか登れませんでしたが、感想としは周りはバテバテな人が多かったのに自分はわりと平気だったのと、運動音痴が「これなら自分でもやれる運動だ!」と興味も出始め、山歩きを始める事にしました。

とりあえず歩き始めた頃は特に何も考えずにリュックサックに荷物を積み込んでいました。
日帰りレベルなら全然平気だったのが、数年後に始めたテント泊で重たいリュックを背負った時に始めて重さと身体のバランスの違和感を感じてしまい。これはちょっと大変だぞと。
それから少しずつ荷物の重量にも気を配るようになり、装備の見直しを始めました。

すぐに劇的に荷物が軽くなったのではないのですが、色々と考えながら山の経験値も上げながら軽量化を進めていった感じです。


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以上が自分が軽い荷物の必要性を感じたエピソードですが、ひとくちに“ウルトラライトハイキング(以下U.L.)”と言ってみても言葉だけでは訳の分からない感じです。
「 何となく荷物を軽くすればいいんでしょ。 」
と、言葉だけが先行して聞こえなくもないです。
やはり荷物を軽くするのは具体的に重量を意識する事がとても大切なように感じます。
例えばメーカースペックを比較してから購入するだけでも、今までの考え方とは違った道具やウエアの選択になってきます。

ただ、無闇やたらに軽い荷物を持っていけばU.L.の完成!! て言うのも少し寂しい感じに思います。それは自らが背負う荷物を軽くする事で見えてくる別の本質的な何か…
例えばヘビーウェイトなバックパックでは美しい景色を見る余裕があまりできなかったのが、軽くした事でもしかするともっと楽しめることができるかもしれません。
僕自身はそういった自然をより身近に感じれる事の大切さをU.L.の考えから感じ取っています。
U.L.に限らず何にでも言えますが、よりシンプルな考え方が出来れば、煩わしさから解放され頭もスッキリする感覚。
そういった感覚にも一種似たような部分も、U.L.の魅力的な側面のひとつです。

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まずは自分の荷物を見返してみて、いつも持って行っているけど結局使っていない道具なんかもあるかもしれません。ファーストエイドや防寒着はリスク回避のため必要な携行品なので、削ってしまって危険度が増すばかりなら、せっかくのU.L.も本末転倒ですが、例えば過剰だった行動食の量を見直すだけでも違ってくるはずです。
そういった意識レベルだけでも変化させていけば、よりシンプルに必要なモノの選択へ少しずつ近づいてくるはずです。

何も最新の軽量ザックやウエアを買い足して歩く必要はありません。
先ずは気軽に歩ける勝手知ったる山から試しにU.L.ハイキングを始めてみてはいかがでしょう?


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