2013-12-08

エスビット Titanium Stove

ハイキング道具の紹介。今回は小型ストーブです。

自分の持っているストーブ全体を通じて、おそらくこれが一番軽いでしょう。
燃料は固形燃料を使います。重量は13g。五徳一体型ストーブとしては驚きの軽さです。

固形燃料て言われても今いちピンと来ないかも知れませんが、旅館で鍋を温めるあれです。
なかなか使うシーンが思いつかず、ちょっと敬遠されがちな固形燃料ですが使い方によっては便利な燃料のひとつです。 ↑上の写真は燃えていたものを吹き消し途中消火した図です。

燃やすとこんな感じ。
手前の白いタブレットがエスビットの固形燃料。軽さはなんと1個4g。
風の遮れる小屋の中なら400cc沸騰させるまでなら、ひとつあれば大丈夫。実際に使ってみて思ったのは案外頼りがいがあるとゆうこと。 風の吹く屋外なら風防などでバリアをし、燃料2個あればインスタントラーメン程度の簡単な調理ならストーブとして立派に使えるものです。
ちなみにタブレットひとつで12分~15分ほど燃焼時間あります。
コッヘルに黒い粘性のある燃えカスが残りますが、自分はそこまで気にはしてないですが嫌な人はいるでしょうね。

鍋を置くとこんな感じになるの図。
まんべんなく鍋底に炎が拡がりを見せます。弱点としては風に弱そうなので、効率よく沸騰させるポイントとしては、いかに熱エネルギーの無駄を少なくさせるかなので、屋外でこのストーブを使う場合には風防は必要セットだと考えます。
直径が小さいソロ用コッヘルやシングルマグまで対応できる五徳の直径幅です。

五徳部分を折りたたむと、かなり小スペース化に貢献できるストーブです。
これならコッヘルやマグにも収納可能です。
なんとも癖になりそうな軽さです。これならハイキング以外なら調理しにくいトレランでも持っていけそうな魅力があります。


以下は固形燃料に対する自分の感想。
■メリット
1.燃焼させれば、ほとんど燃えカスが残らず手軽で便利。途中での消火もOK。
2.軽量。正確な湯沸かし量を計算・把握でき余分な燃料を持たずにすむ。
3.燃料の嵩張りが少ないのでパッキングの省スペース化に貢献できる。
4.ソロ燃焼システムとして小型化出来るのが大きい。

■デメリット
1.風にあおられると燃焼炎が安定しないので、特に屋外での場合は風防対策が必要。
2.大量の湯沸かし量には対応しにくい。熱量が弱いので沸騰到達時間まで少し長い。
3.燃料自体のランニングコストが高い。
4.コッヘルに燃え後(黒い粘りけのあるスス)が付着しやすい。


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【Titanium Stove】
メーカー / Esbit
重量 / 実測値13g
素材 / チタン
収納サイズ / 84×29mm


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