2014-08-23

TRAIL RUN 富士山御殿場ルート

日程:1DAY/単独/2014年08月上旬
天候:晴れ。
Course MAP

より大きな地図で Mt.Fuji2013-御殿場口ルート を表示

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ここ毎年登りに行っている富士山。まだ須走と富士宮ルートは歩いてないけど、吉田と御殿場口で全然ちがった雰囲気です。吉田ルートが初心者向けで御殿場ルートは経験者向けです。
御殿場はスタートとなる新五合目の標高も1440mと、4コースの中でも低地からのスタートになる点でも標高差があります。当然距離も長いし、体力も要します。

そして今回はトレランスタイルで行きました。
9月の信越五岳に向けて登り力を身につけたいので、標高差のある本ルートは打ってつけの設定。3000mを越える標高で自分がどれだけ動けるのかも身にしみて分かるはず。
そんな理由で楽しんできました。
今回の装備は…

ランパック/Salomon ADVANCED SKIN 12SET
シューズ/イノヴェイト TRAILROC245

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御殿場口の新五合目には駐車場もありマイカーだと便利。車は持ってないのでJR御殿場駅からの最終バスでアクセス。
走り始めの時間は迷ったけど夜中の12時にする事に決定。理由としてここのルートはトレランでの経験は無いので自分がどれぐらいで帰ってこれるのかも不明だったので。しかし、かなり時間の余裕があり完全に暇状態に突入…寝るか食うかぐらいしか思いつかない。

今年から、なんとサロモンのお店がOPENしていた。これは今の自分には助かる!こうして現地にお店があるのって面白いなって感じた。普通に色々な物が品揃えもしてあった。

今回はパックのフロントポケットにボトルスタイル。中身はアクエリアス。ハイドレの中身は水に電解質サプリを溶かして用意。

寝袋は6℃対応を持参。カバーをすれば薄着でも汗ばむくらい快適に熟睡できた。初めてテント泊の時から使っている寝袋で、随分羽毛も抜け落ちたけどまだまだ使えそう。
23時頃に起床し、ゆっくり準備。スタート前はサンドウィッチを食べました。

今回の行動食。甘みばっかりにならず塩分摂取の意味合いで柿の種。自分的行動食の定番ですね~。ジェル系は色々なメーカー物が売られてるので少しずつ味見しながらベストチョイスを探ってます。

さぁースタート。富士山でも一番標高差のある御殿場ルート。すぐに大石茶屋があるけど山小屋は七合目まで登るまでここ一軒のみ。一番のメジャールートの吉田とは大違いである。当然登山客も少ないので比較的空くのも御殿場ルートの特徴。

道は真っ暗で、今回持ってきたヘッドランプの光量がPETZLの80ルーメン。これで充分だけど結果的にはもう少し明るくても良かったのかも。
標高3000mまで上がってくると何となく区切りのような物を感じた。登山口の標高が1450mなので結構上がってきたんだけども、そこまで身体的な実感が少ない。おそらく前夜に高度順応させたのが功を奏した格好にも感じた。

この日のウエアリングは半袖シャツに、防寒対策として長袖シャツ(保温性無し)とフード無しウインドジャケットを持参。ベースにはファイントラックのドライレイヤーシャツ。
でもさすがにこれだけだと足りず一番冷え込む時間帯では正直寒く感じた。途中まで順調なペースが我慢出来ずに七合目の小屋トイレにて退却。砂走館にて太陽が上がってくるまで結局待機してしまった。

御殿場ルートは路面状況が色々と変化するのが面白い。序盤の七合目くらいまでは砂っぽい足を取られやすく、七合目から先は少し締まる砂利っぽく、山頂周辺になってくると赤土と岩混じりのいかにも火山灰が固まった富士山らしい路面状況を進んでゆく。

山頂まで出てくると夏富士の雰囲気らしくさすがに大勢の人手で賑わっていました。
天気が良くせっかくなので剣ヶ峰まで行きました。人が多すぎて山頂写真は順番待ち渋滞が発生。

帰りも同じコースを往復。。。

帰りはハイカーの集団に遭遇。でも無理に追い抜くのは控えた方がいい。下りはトレランの面白さが詰まった醍醐味だし気持ちよう駆け抜けたい場面だと多くのランナーが感じていると思います。でも、トレイルランも登山の一形態に過ぎないことを認識して欲しいのです。
山は誰の物でもなく皆の楽しめる場所でなくてはいけません。山のマナーを守り、登山者の一人として自覚する事が大切な部分だと考えてます。

初めてナチュラルランニング系シューズを履きました。
イノヴェイトの『TRAILROC245』がそれ。グリップ力も良好で富士山の路面コンディションとの相性は間違いない。富士山でいきなり試し履きをしてしまいました(苦笑)。
なんでも、ナチュラルランへ移行するのに体の変化の様子を見ながら徐々に移行していくのがベストらしいのですが、時間がありません(汗)。山で試すのが手っ取り早いと思います(泣)。

とりあえず夏山シーズンの富士山は今回だけでまた来年かなぁ。こうしてトレランで来たのは初めてだったけど標高もあるし高地等の条件もそろう絶好のトレーニング場になる山です。コース形態も日本を代表するスカイランニンングコースですから登り力を養うには好条件の山が富士山。他で似た所では木曽御嶽山が思いつきます。
それこそ7月に行われる富士登山競走と同じコースを走れば、かなり効果的だと思いますよ。

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【 COUSE TIME 】
登り/新五合目(15分)大石茶屋(75分)新五合五勺(245分)砂走館(50分)赤岩八合館(85分)銀明水
下山/銀明水(50分)赤岩八合館(150分)大石茶屋(10分)新五合目
■歩行時間(山と高原地図)/登り:7時間50分-下山:3時間30分
■ラン時間/登り:4時間30分(短縮率57%)-下山:1時間35分(短縮率45%)

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