2014-11-28

CAPO ライタストキャップ

ハイキング、トレランなど関係なく愛用しているお気に入りの紹介。

CAPO〔カポ〕ライタストキャップ

重量はたったの23g!初めて手に取ったときの衝撃度は大きかった。頭に着けてみると、とにかく帽子を被っている感覚がなく、限りなく空気に近い。
いざ山で使用すると、素材はメッシュで通気性がかなり良く蒸れる感じが一切ない。さらに汗乾きにも優れているので、かなり発汗していても快適そのもの。
使ってすぐに気に入り、今では何色もカラーバリエーションをそろえ、コーディネイトを楽しんでいる。

コンパクト性にも優れ、かなり小さく折りたためるのもお気に入りポイント。


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帽子の役目としては、太陽からのひさしの役割を重要視するのは当然だと思う。
その点では少しツバが短いので、若干ではあるけど日差しを感じてしまう場面にもしばしば遭遇…でも、ツバを伸ばせばコンパクト性にも影響してくるので難しいところかも…
UPF数値がどうとか、紫外線カットを考えればキリがない気がしないでもないけども、自分の場合は今まで日焼け止めなる物を使った試しがないので、その部分ではライタストキャップでも特に過不足ないところではある。

ま、太陽に対してのマイナスイメージ?は女子と男子では考え方も違う部分かもしれない。
男子たるもの豪快に?野外くらい行きたいもんだって固定観念は、男子も化粧水を求める時代になり崩れたので、今の時代では少々ナンセンスかもしれない。

この帽子の場合、確かに男性使用率が高い気がするので、やはり女子受けはあまり良くないのかもなと勘ぐったりもするんだけども、実際そうなのか?果たして真相はどうなのかは自分の感覚でしか言えない程度だけども。デザイン的には女子が被っても充分成立するはずなので、これを被って様になるハイカーなりランナーを見てみたい気もしないではない。

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【ライタストキャップ】
メーカー / CAPO
重量 / 23g
素材 / Tactel
 主な使用用途 / 冬場以外ハイキング・トレラン。さすがに冬だと頭がすーすーしたので。

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2014-11-23

アライテント クロワール35

山道具の紹介。今回は日帰りから小屋泊用途として使えるザック。

アライテントクロワール35


国産テントの一大メーカーであるアライテント。ザックも数多く販売されている。
中でもクロワールシリーズに採用されている生地が“ダイナモナス”。
このファビリックはアライのオリジナルです。
自分のは黒色。他の色ではブルー・マスタード・ピンクが販売されている。

ダイナモナス
「ダイナモナス」はポリエステルとケブラー(鉄よりも強いアラミド繊維)とのハイブリッド布地です。その特徴は、引き裂き、摩擦に強く、耐熱性に優れ、なおかつ軽量であることです。
「ダイナモナス」で作られた「クロワール」は岩に擦りつけてもすり切れにくく、ピッケルやアイゼンを直に取り付けても破れにくく、スキーのエッジにも傷つきにくいザックです。
布地のしなやかな風合いは懐かしいコットンのような感じです。
シンプルで頑丈で軽い「クロワール」は、山に向かうすべての人へお勧めするザックです。
-メーカーサイトより抜粋-

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見た目はとにかくシンプル。いかにも山のベテランが背負っていそうな雰囲気がするザック。
鞄側面によくつけられているコンプレッションストラップもなく、荷物を詰めきれない場合に安定しない場合があるので、こういった種類のザックパッキングする側にも工夫を求められる。
厚みのあるハーネスは肩部分のみで、腰はデイパック同様にナイロンベルトのみ、いかにも肩で背負う作りになっている。現在主流の腰で荷重分散が出来る、いわゆる舶来品のバックパックとは異なる、キスリングまでは遡らないとしても、国産メーカーが連綿と繋いできた、日本的なザックの流れを現代にも踏襲しているタイプ。背中は厚みのあるパットが入っており、取り外し可能。これはいざの時のビバークにも使える。

この一本締めの雨蓋という雰囲気もかなり渋い。

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この手の種類のザックは、ともすれば初心者には背負い慣れないかもしれません。
舶来品のバックパックの良さは、荷重分散する事で誰が背負っても楽に体感できるのが最大のメリット。逆にこちらのクロワールは自分が慣れていく、慣らしてゆく感じの背負い心地。ちゃんと重たい荷物は背負えるようになっているけど、けっして楽にはさせてくれないかもしれません。
自分的には、この感覚が心地良い。


ハイキングを始めた頃は、「とにかく背負いやすいザックを!」という風な物の選び方をしていた。
でも、それだけじゃないよね。と思えてきて、今ではこういったザックに魅力を感じずには居られません。
色々なモノに対して元々があまりハイテクよりは、ローテクのほうが好みな性分なので、クロワール自体は背負いやすさ満点ではありませんが、機能性の面では実に潔く必要な部分以外ほとんどない。これからもじっくり使い込んでく過程を楽しんでいこう。
なによりも、やはり日本人が作っている国産山道具を使えるのも何だか嬉しいし、いい雰囲気の感じが出てくたびれるまで、愛着を持って接し使い込んでいこうかと。
容量的にも、ツエルト泊の行程ならば3シーズン余裕で荷物も詰め込めそう。

メーカーからはオプション品として、『さわやかパッド』が販売されている。
クロワールの背面は、親切なメッシュ生地にはなっていないので、こういった汗吸いが容易な便利グッズを使い、自分好みに仕立てていくのもいいんじゃないでしょうか。


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【クロワール35】
メーカー / アライテント
重量 / 1300g
容量 / 35リットル+10リットル


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2014-11-19

陣馬山トレイルレース参戦記


日程:1DAY/参加者1252名/2014年11月9日開催
距離:23.54km
天候:曇り一時雨
Course MAP


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9月の信越TRの後のレース参加。短距離レースもどういったものなのかと興味が湧き、今回選んだ大会。陣馬山は以前から歩きやランで数回訪れたことのある山でもあり、イメージとしてもしやすい場所だったので、おかげで気軽な気持ちで参加できた。
けど、体調面では全然重たく。
いきなり言い訳じみた話から始まるんですが…
実は風邪で体調を崩してまったく練習できなく当日の体調も良くない感じ、そんなコンディションに加え、さらに拍車をかけるレース前日に用事があり、睡眠時間が2時間という(苦笑)…
とても褒められたもんじゃない、不安だらけの中での陣馬トレイル。
一年でも滅多に風邪を引かないのに体調を整えられなかったのは、まったくの自己管理のなさでもあるので、ほんと駄目々である。

JR藤野駅から会場まで徒歩で30分程度歩いた所に藤野マレットゴルフ場。
気温は11℃でけっこう肌寒い。

 
会場にはスタート時刻1時間前に到着。ゼッケンは裏側に計測チップ1枚のみでシンプル。
行きの車中でおにぎり1個を食べ、レース前にVESPAプロを摂取。

先頭集団は速そうな人達ばっかり。この距離なのでザックを背負っている人はいない。
天候的には今イチ。どんより曇っており何となく重苦しい雰囲気に。

自分は中段あたりのポジションに。今回の体調は抜きにしても、やっぱりレース前はテンションも上がり走れる事が嬉しい気分になる。
もう少し前の位置取りでスタートしたかったけども、割ってまで入り込める余地がなかった程に参加者は多い。参加人数の規模からすればスタートゲートの幅も狭いかも。

一応、今までレースも経験してきたし今回は可能な限りゴールまでいつも以上に走りきるイメージで参加したし、そういった中で自分としてどこまで出来るのかも知りたかったのです。
このレースは陣馬山へむけては、スタート直後に山頂まで登り基調になるので、正直歩きたくなる気持ちも出てくる。でも、それでは何も進歩しないし意味も少ないので頑張って走ってみました。

登りでは、急勾配ではどうしても足が止まる場面。今回も列が発生しましたが、序盤の舗装路区間で走ったので、その甲斐あってか、周囲のペース的(力量レベル)には緩斜面でも走れるレベルの集団に加わる事ができた。
けっこう順調な気がしてきました。

できるだけ引き離されないように食らいつきます。しかし、風邪の影響か決して身体が軽くない。
走るペースも楽にはさせてくれないレベル。

山頂に近づくにつれ心配していた雨になってしまいました。けっこう脚力を使ってしまったので、山頂に到着した頃の疲労感は予想以上に大きい。

山頂でのエイドタイミング。ここでは食べ物はなく水分のみ。コップ一杯は多く感じて軽く口に含む程度でした。

陣馬山では山頂部分は踏まないコース取りをされていた。紅葉時期だしハイカーも多いので邪魔にならない対策だと思われる。
この当たりになると一人一人の感覚が徐々にではあるが広がってきたよう。
しかし、けっこう登りが続いたので、けっこう脚力を使ってしまったので、山頂に到着した頃の疲労感は予想以上に大きい。やっぱり体調面での万全でないので、そこはダイレクトに影響してくる。

山頂から気持ちの良い下りのトレイルが続き、走りやすかった。
落合の途中関門まで下ると、舗装路区間へと変化する。集落を縫うようにその辺りの下りをやり過ごすとエイドに到着。下りの斜度はそこそこと具合のためスピードが乗るけども膝の負担にも気をかけつつでした。

短距離だけにエイドを切り上げる周りのペースも当然速い。好物のバナナも口に無理矢理詰め込む。大きさとしては丸1本あるので、なかなかな強引感がくる。

落合からは再び長い舗装路区間に突入。完全にアスファルトだった。
ここからは、だらだら登りが続くので疲労感が再びリターン。山頂からの下りはトレイルで走りやすかったし気分的にも楽しめました。どうにか疲労を取ろうと走りつつ回復を期待したけど、この舗装路の区間は甘くなかったようです。
自分的な課題としても舗装路はまだまだ弱いので、今後の修正点として再確認させられた。

けっこうここでは、抜きつ抜かれつな展開に。ここもしっかりと走れればかなりタイム短縮は可能だったと実感しまくりな時間帯が続いたのです。

疲れている時に、この誘惑感は駄目だぁー。


先ほどの雨天が嘘のような、一瞬陽気が差し込む。

舗装路をようやく終え、最後は再びのトレイル区間で、嬉しい下り場面。これは本当に嬉しかった。
最後の力を残さずに、使い切れるようにゴールまで走ります。あくまで自分を追い込む。

こうして3時間ほどのランは終了。体調面では情けない状態でしたが、終わってみれば充分に楽しめました。
完走タイムも何とか3時間以内でゴールできたので、一応満足です。

陣馬山の完走後はすいとんでした。

今回の装備は、ザックを背負わずウエストタイプを使用。シューズはイノヴェイトTRAILROC255。
ザック、シューズ両方ともフィットしました。

陣馬トレイルは全体的にはかなり走りやすいレースでした。
木の根っこ部分なんかは前日と当日に降った雨の影響で滑りやすかったですが、それ以外はおおむね良好でした。

レース終了後の昼食は、会場までの道中で気になっていた中華料理屋へ。
タンメンと炒飯で炭水化物を摂取。身体に染み込みまくりで旨すぎました。運動後でもしばらく身体の働きでエネルギー摂取が続くそうなので、高カロリー飯を食べるのは理にかなっている?


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【 COUSE TIME 】
■完走タイム/2時間56分8秒(総合156位)

Trail Runのページ。




2014-11-15

THE NORTH FACE TERRA60(ザ・ノースフェイス/テラ60)

山道具紹介。今回はテント泊用のザック。

THE NORTH FACE〔ザ・ノースフェイス〕TERRA60〔テラ60〕です。


アウトドアの総合メーカーでもあるノースフェイス。創業以来、大型ザックも今までに数多く世に送り出してきました。
これは2009年に購入した、容量が60リットルの縦走用ザックです。
始めて購入した大型ザックがゼロポイントの65リットルで、これは3個目(3代目)になります。

肩パットの柔らかさと厚み、背負い心地のフィット感が心地よく。見た目のデザイン性も気に入り、北アルプス穂高縦走を歩く機会にと、当時大型ザックの新調目的で購入しました。
季節も幅広く使い、冬山時期にも多用しました。20kg程度の荷物量でもけっこう快適に背負えたので、作りとしてはしっかりしているザックだと思いました。

ストレッチ生地の各所ポケットと、以外と収まる雨蓋が使いやすく、逆に使いにくかったのは雨蓋が縫い付け式のため、あまり容量を拡張できない部分でした。
おそらくパッキング上手な人は綺麗に納めてしまうのかもしれないけど、自分はパッキング下手なので、雨蓋はやっぱり拡張できるタイプの方が合ってるのを、このザックを使い自覚しました。

縦走用ザックでは肩ベルト、腰ベルトともに厚手のほうが個人的には好感が持てます。
ベルトも柔らかくフット感が得やすいのも、ザックの背負いやすさに貢献してくれている。

背面サイズは自由に調整できるので、背負い心地の良さを得やすいのも使い勝手の良い点。
大型ザックは背面長を細かく設定できるタイプは、背負い心地を微調整できるので便利。

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購入する時に店員さんにアドバイスをもらい、「目一杯締めれば背負えますよ。ただ、もう少しサイイズが合っているのがベストかもしれません。」と、正しく忠告してもらっていたにも関わらず、他の部分でそれを上回ったので背負い続けました。
色々な山旅を共にしてきたし、背負い心地の不満も少なく長らく使ってきたザックですが、背負って使う内にウエストベルトのサイズが合っていないところに気づき、残念ながら買い換えする事にしました。
やはり道具は使っていると気づかされる部分があり、そうした気づきが次の道具への興味へと繋がっていくと考えているので、これはある面仕方ない部分でもあります。
そうやってドンドン、自分の合っている本物の道具への出会いと繋がってゆくのです。
なので、このザックには感謝しています。

現在は、他の縦走用ザックを使っているので隠居状態です。
ノースフェイスのほうでは、しばらくテラシリーズの取り扱いを行っていなかったのですが、どうやら現行モデルとして65リットルに容量拡大して再販されています。過去にあった30リットルクラスの販売はされてはいませんが。。。


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【TERRA60】
メーカー / THE NORTH FACE
重量 / 約1900g
容量 / 約60リットル


Gearのページ。 …ギアの紹介ページです。




2014-11-09

嬉しい証

嬉しい荷物が家に届きました。
長らく待ちわびていた信越五岳TRの木彫りの完走証がそれです。


めちゃくちゃ嬉しい。
頑張った甲斐があったもんです。

今日は陣馬山での大会に参加。
モチベーションアップになりました。
風邪をひいてしまい全然練習が出来てない状態ですが、楽しんで走ってきます。


2014-11-04

イノヴェイト/TRAILROC

今回はトレランシューズの紹介。
ここ最近はイノヴェイト〔inov-8〕のトレイルロック〔TRAILROC〕シリーズを使ってます。

このブランドの特徴として商品ネーミングの数字が重量を意味している点と、ナチュラルランを取り入れるのに個々のレベルや好みに応じて段階的にドロップ差(前足部と踵部分との高低差のこと。)をラインナップとしている点でしょうか。
一番厚いのが9mmで、最薄が0mm、いわゆるゼロドロップシューズとなっています。

ナチュラルラン」とは前足部を使い進む走法です。メリットは踵着地に比べ地面との接地時間を減らせるのと、ヒールカウンターと呼ばれる踵着地に起こる衝撃を受けずに走れるメリットがあります。
そうする事で、スピード化と着地の脚への負担軽減が加わり、ランニング効率化を図れるというわけです。
無理のないドロップの高低差を選ぶことで、ナチュラルランをこれから始める人でもすごく使いやすいブランドだと思います。
もちろんシリアスランナーは迷わずゼロドロップでしょう!
もしかすると“ナチュラルラン”と言葉だけ聞くとイメージが浮かばず難しい様に感じ取られるかもしれません…でも、ロードでもトレイルでも関係なく、ある程度の走力が出来てくると(と言うかランニングに慣れてくると。)、けっこう自然と前足部を使うようになってきます。

イノヴェイトを履くキッカケとしては、やはりこのランニング走法に興味を持ったからです。
実際に走ってみると、確かにすごく自然な流れで前足部を使い走れているのが実感でき、なかなか楽しい走り心地を得られました。
ナチュラルラン系のシューズとしては他にアルトラが代表的なところでしょうか。


ただ、自分としてはヒール重視型のシューズも優れていると考えているので、どちらが良いのかと問われると、優劣ではなく好みじゃない?というのが素直なところ。
どちらにもメリットは存在するし、走っていて面白いのには変わりません。


左のブルーカラーがTRAILROC 255
右のブラックカラーがTRAILROC 245

ソール形状は凹凸がはっきりしています。
自分が持った印象としては、ダート向けのグルップ性能は路面の乾燥・濡れた粘土状と関係なく高いのですが、逆に岩面では乾いた路面状況では不安は少ないのですが、濡れている状況では少々滑るイメージでした。

それぞれモデルの違いは、255は6mmドロップでアッパー部分にも補強がされています。
245は3mmドロップで補強はつま先部分とわずか。ソールの硬さにも差がはっきりしています。

まず試したのが245で富士山を走りました。それから何回か走った感覚としては、クッション性と、もう少しソール強度が欲しかったので、255に移行した感じです。

自分の足形とも合っているので、イノヴェイトは今後も使い続けたいシューズです。
他のモデルとしては、X-TALON212もすごく感触が良かったのです。

他にも9mmドロップモデルになると踵の衝撃吸収性が高くなるので、ランだけではなくハイキングにも使いやすいラインナップになっており、ナチュラルランだけがブランドの全てではない部分も、引き出しが多く幅広いニーズに対応しているところでしょうか。


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Trail Runのページ。 …トレランのページです。