2014-11-04

イノヴェイト/TRAILROC

今回はトレランシューズの紹介。
ここ最近はイノヴェイト〔inov-8〕のトレイルロック〔TRAILROC〕シリーズを使ってます。

このブランドの特徴として商品ネーミングの数字が重量を意味している点と、ナチュラルランを取り入れるのに個々のレベルや好みに応じて段階的にドロップ差(前足部と踵部分との高低差のこと。)をラインナップとしている点でしょうか。
一番厚いのが9mmで、最薄が0mm、いわゆるゼロドロップシューズとなっています。

ナチュラルラン」とは前足部を使い進む走法です。メリットは踵着地に比べ地面との接地時間を減らせるのと、ヒールカウンターと呼ばれる踵着地に起こる衝撃を受けずに走れるメリットがあります。
そうする事で、スピード化と着地の脚への負担軽減が加わり、ランニング効率化を図れるというわけです。
無理のないドロップの高低差を選ぶことで、ナチュラルランをこれから始める人でもすごく使いやすいブランドだと思います。
もちろんシリアスランナーは迷わずゼロドロップでしょう!
もしかすると“ナチュラルラン”と言葉だけ聞くとイメージが浮かばず難しい様に感じ取られるかもしれません…でも、ロードでもトレイルでも関係なく、ある程度の走力が出来てくると(と言うかランニングに慣れてくると。)、けっこう自然と前足部を使うようになってきます。

イノヴェイトを履くキッカケとしては、やはりこのランニング走法に興味を持ったからです。
実際に走ってみると、確かにすごく自然な流れで前足部を使い走れているのが実感でき、なかなか楽しい走り心地を得られました。
ナチュラルラン系のシューズとしては他にアルトラが代表的なところでしょうか。


ただ、自分としてはヒール重視型のシューズも優れていると考えているので、どちらが良いのかと問われると、優劣ではなく好みじゃない?というのが素直なところ。
どちらにもメリットは存在するし、走っていて面白いのには変わりません。


左のブルーカラーがTRAILROC 255
右のブラックカラーがTRAILROC 245

ソール形状は凹凸がはっきりしています。
自分が持った印象としては、ダート向けのグルップ性能は路面の乾燥・濡れた粘土状と関係なく高いのですが、逆に岩面では乾いた路面状況では不安は少ないのですが、濡れている状況では少々滑るイメージでした。

それぞれモデルの違いは、255は6mmドロップでアッパー部分にも補強がされています。
245は3mmドロップで補強はつま先部分とわずか。ソールの硬さにも差がはっきりしています。

まず試したのが245で富士山を走りました。それから何回か走った感覚としては、クッション性と、もう少しソール強度が欲しかったので、255に移行した感じです。

自分の足形とも合っているので、イノヴェイトは今後も使い続けたいシューズです。
他のモデルとしては、X-TALON212もすごく感触が良かったのです。

他にも9mmドロップモデルになると踵の衝撃吸収性が高くなるので、ランだけではなくハイキングにも使いやすいラインナップになっており、ナチュラルランだけがブランドの全てではない部分も、引き出しが多く幅広いニーズに対応しているところでしょうか。


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